2024年2月3日919FTに武田機械製『両頭フライス』を新規導入しました。
2024/04/11
2024年2月3日919FTに武田機械製『両頭フライス』を新規導入しました。
導入時写真
『両頭フライス』とは
左右に搭載された刃具により製品の4面を加工する機械です。
左右に刃具が搭載されているため、一度に2面の加工を行い、材料がセットされたまま90度回転させることが
できるため、2面加工後もう2面の加工もできるので、一度材料をセットすると4面の加工を自動で行ってくれます。
簡単にではありますが加工の流れは以下の通りです。
①昇降盤、パネルソーなどでワークサイズに切り出された材料を準備する。
②ワークの材料サイズと仕上がりサイズを入力する。
③ワークを重ねて治具と合わせて機械にセットする。
④スタートボタンを押して加工スタート。
⑤加工終了、治具とワークを取り出す。
つまり今まで横フライスで4度の段取りで4面加工していたものを、1度の段取りで行えるので段取り時間が大幅に
削減され、加工についても一度に行えるので加工時間も大幅に削減させることが可能です。
919FTでは現在 株式会社太田製作所様の”PLT-SUF”を中心に加工をしていますが、今まで横フライスを使用して
200枚の4Fに段取りと加工で200分程かかっていたものを、両頭フライスでの加工に変えたことで40分程度で
段取りと加工を行えるようになっています。
現状、まだ段取りに時間を要していますが、今後経験を増やしていくことで更なる生産性向上を図っていきます。
また、加工時間短縮だけではなく、同時加工による直角精度も向上しています。
数物の4F加工の際に大きな効果が見込まれます。
現状上記製品で使用しているノングレア以外にも「PC」「POM」「PEEK」「PVC」などでも加工を行っています。
機械主要スペック
・最小加工寸法 幅×⾧さ(20㎜×20㎜)
・最大加工寸法 幅×⾧さ(460㎜×460㎜)
・最大加工高さ 150㎜
・面取り加工範囲 C99
・主軸最大回転数 2000rpm
・フェイスミルカッタサイズ D160×t63mm